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	■2019/08/30(金)　��625　「人生は一生勉強」の意味 　AI社会、グローバル化、ユビキタス化など、私たちをとりまく社会は日々変化を続けつつ動いていますが、私たち大人もこのような変化にできるだけ柔軟に対応していくことがより必要となってきました。 　その中で、特に最近よく話題にのぼるのが、「日本人の働き方」に関することです。これまで、日本人の一人当たりの労働生産性は先進国の中でも決して高くはなく、その要因のひとつが旧式の日本型の雇用慣行、システムにあるのではという指摘もありました。それが最近の一連の働き方改革の背景のひとつであることは予想できるわけですが、急速なネット社会により、ますます広がりを見せている改革の現状は、日本人が考えていた仕事観や人生観を根底から揺るがすといっても良いほど大きな地殻変動のようです。 　例えば、大手企業を中心に増えている「希望退職者」制度です。これは、40〜45歳ぐらいにさしかかった時、企業側から早期退職者を募集するという制度です。企業は、なるべく退職してほしいというメッセージを社員に対して発するわけですから、企業に所属している者としてどうするかは人生の一大判断をせまられます。この背景には、企業側が一部の年長者だけ残してあとは若者を中心に新しい発想で経営をしていくシステムにシフトしつつあることのようです。どうしても年長者になると一般的に保守的になり新しい発想や行動をしなくなり、企業全体の活力が落ち、成果も出にくいという論理がうかがえます。さらに、今日の社会のように世界競争や変化が激しい時代には、短いサイクルで常に新しい発想のもとに経営をしていかなければ企業の存続・発展さえ見込めないという企業側の考えもあります。 　このようなことからも、企業は希望退職者を募るわけですが、ここで考えるべきは、終身雇用・年功序列が崩壊すると共に、このような動きが増えている中で自分自身の人生設計をどのように考えるかということです。「希望退職」だけでなく、ある年齢がくるとそれまでの役職をはずされ、給与も下げられる「役職定年」という動きも50代から増えてきています。私たちがこれまでよく使っていた有名大学→有名な一流企業への就職で一生（退職まで）幸せになれるという神話がいよいよ壊れ始めたようです。 　このような時代に大切なことは、ひとりひとりが学歴やブランドに依存したり所属することへの安心感や幻想を捨て、常に自分自身の考え方や能力を見直し、変化の社会を生きていくことのできる準備を一歩一歩積み重ね、何が起きてもあわてない状況にしておくことではないか？その為には、よく言われる「人生は一生勉強」ということばが、より私たちにとって現実的な意味になったのだと私は考えています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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