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	■2008/01/21(月)　��99　“進路指導”から“針路指導”へ 　前回、学校の進路指導について述べましたが、今回は特に保護者の子どもに対する進路指導について考えてみたいと思います。子どもは、幼→小→中→高へと成長していく中で、除々に自分が社会を生きていく上で何を学んだらよいかと考えはじめます。社会は、常に変化しますから、高卒までに大人がまず子ども達に教えるべき内容のひとつは、社会変化に対応する力です。実際に、船の船長や航空機の機長には、常に海の変化や空の変化を把握しつつ、その変化に適確に対応する力が求められます。これは、さきほどの社会を生きていく力と共通しています。船や航空機の場合は、進路を「針路」といいますが、子どもの進路の本質的な意味はむしろこの針路に近いもので、次から次にくる人生の変化に柔軟に対応していく能力を身につけることが求められます。しかし、現状では進路ということばを、次のステップをどうするのか、と短絡的にとらえがちで高校から大学か就職にするかというように、人生の一時期しか見ないで考えることが多いのではないでしょうか？本当の進路指導とは、人生全体をながめた上で常に変化に対応してのりきれる力を前提にアドバイスするものです。では、我々大人は本当にこの社会変化に対応し、のりきれる力を高校生までにしっかりと指導しているでしょうか？私はこれらのことから「進路指導」というのは、むしろ「針路指導」ということばをあてたほうが実態と合うと考えています。このように、保護者が子どもに対して人生全体の針路をどのようにえがいたら良いのかを指導することが、子育ての大きなテーマとなります。これらの意味から、私たち大人はこれからは単なる「進路指導」から本質的な「針路指導」へと考え方を転換し、成人までの子育てに活かすことが大切だと思います。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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