NEW!　 オンリーワンの目標と学習システムのページに実際のプリント例を紹介

オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。

	■2008/12/05(金)　��181　増加する小中高生暴力と子育て学習の重要性 　先日、文部科学省が「問題行動」調査結果を発表し、昨年の全国の小中高生の暴力行為件数が５万２０００件を超えたとの報道がありました。この調査結果は、幅広い年代で暴力が深刻化している実態を浮き彫りにしました。この結果に専門家は、「愛情を注がれずに育った自己肯定感のない子が突然、キレている」と指摘しています。又、あるスクールカウンセラーは、「かつての校内暴力は、思春期の中学生が大人や社会に反発していたが今は違う。この小中高生の暴力の原因は、集団と折り合いをつける力が育ってない子の増加にある」と言います。「親の社会性が未熟だと子どもの発達も損なわれ、小学校入学後は集団になじめずストレスを暴力として発散することが多い」とも語っています。私は、これらの「自己肯定感」、「折り合いをつける力」、「親の社会性」という３つのことばの内容が大変重要なポイントだと考えています。まず、「自己肯定感」とは、いろいろな解釈があると思いますが、私は自分自身がまわりから認められているという安心感や自分自身の存在価値の認識であると考えています。つまり、「自己肯定感」が育つ為には、周囲の大人たちが、その子の良い点を中心に充分に認めてあげることが大切です。又、その子自身も、自分にどんな存在価値があるのかをまわりから教えてもらったり、自分自身で考えることも重要だと思います。２つ目の「折り合いをつける力」とは、当事者同士が話し合いをしっかりとした上で、譲るところは譲って問題を穏やかに解決する力です。その為には、冷静な精神力と技術としてのコミュニケーション力が重要だと考えます。これらの精神力と具体的なコミュニケーション力を高める教育や学習が大変重要だということです。３つ目の「親の社会性」については、まず、社会性とは何か？ということですが、大まかに言えば、社会で生きていく為に必要な考え方や能力だということです。ちなみに、人としてのモラルや倫理感は、もちろんこの考え方に含まれます。まず、この、社会で生きていく為に必要な考え方を学ぶ前に、社会や世の中についてしっかりと正確に把握しておかなければなりません。この社会を、自分の身の回りのような狭い範囲で考えるか、日本全体と考えるか、国際社会と考えるかで、学ぶ内容もかなり違ってきます。つまり、それぞれの社会の状況をよく把握してどのように対応するのかを考えるということが大切なのです。又、社会に必要な能力も同様に、どの範囲の社会で必要な能力なのかが重要なポイントとなります。その必要な能力を設定した上で、どのように具体的にトレーニングするかが社会で必要な能力の伸ばし方となるのです。このように、「自己肯定感」では、子どもを認め存在価値を考えること。「折り合いをつける力」では、精神力とコミュニケーション力を鍛えること。「親の社会性」では、身の回り〜国際社会の把握の学習と、それをふまえた対応力、その社会で生きていく為の能力トレーニングと大変幅の広い学習が親自身にも必要になります。小中高生の暴力が、もし、この親の指導力不足や学習不足が原因だとするなら、国や県単位でソフト・ハードの両面からインフラを構築し、早急に保護者対象の学習の場を設ける必要があるのではと考えています。オンリーワンスクールでは、４年前からこのような学習を「ファミリーコース」という名称で実施しており、保護者の皆さんと学び合いを続けています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。