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	■2008/12/08(月)　��182　ホンダのＦ１撤退と、これから必要な２つの力 　先日、自動車のホンダが、自動車レースの最高峰といわれるＦ１レースから２００８年をもって撤退すると発表がありました。ホンダの福井社長は、「サブプライム問題に端を発した経済危機で、ホンダをとりまくビジネス環境が急速に悪化した。経営資源の効率的な再配分が必要になった。」と説明しました。本業の自動車事業が低迷し、年間５００億円を超えるとみられるＦ１関連経費が、ホンダの経営を圧迫していたとのことです。ホンダは、１９６０年初頭、創業者の故本田宗一郎氏がＦ１参戦を決断し、その後黄金時代を築きました。私も、ブログによく書きますが、社会は常に変化し、その対応力が求められます。特に、今年に入ってからの経済危機による変化は、今までにないほどの激変となっています。その点では、今回のホンダの決断も仕方ないところかなという感想です。故本田宗一郎氏の考え方は、今でも有名で語りつがれているものが多いですが、そのひとつに「実学の精神」というものがあります。本田氏は、「まず、やってみる」がモットーでした。自分で考え体験して初めて力になるということで、よく社員にも「やってみもせんで」が口ぐせとなっていました。この話と関係があるのが、本田氏は読書嫌いだったということです。「立派なことが書いてある本はどうせ嘘だから読まない。」と、何よりも実証を大切にしたとのことです。又、「本には、過去のことしか書かれていない」ということばも残されています。いくらたくさんの本を読んでも、自分自身と全く同じ状況があるわけでもなく、自分が今後どうしたらよいか？成功するかについて？など本には書いてなく、結局自分自身の頭で考え判断するしかないというわけです。つまり、「まず、やってみる」が大切で、さきほどの本田氏の「やってみもせんで」ということばは、説得力のあることばだということがよくわかります。いくら大企業・中小企業や個人でも、社会の変化や状況をよく把握して、しっかりと考え判断するしかないということです。私は、この意味でこれからの激変社会で最も求められるのは、適切に判断する為の「思考力」と、まず挑戦するという「実行力」の２つの力だと考えています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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