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	■2009/02/02(月)　��195　人事院総裁の重要会議拒否！で見えた官僚の？ 　今、麻生首相が最重要課題のひとつに掲げる公務員制度改革がもめています。というのは、１月３０日に予定されていた公務員制度改革のスケジュールを示す重要な「工程表」の決定会合を人事院の谷総裁がボイコットしたというのです。この「工程表」を決める国家公務員制度改革推進本部の本部長は麻生総理本人であり、つまり、一国の総理に逆らって谷総裁が会合を欠席したということです。さらになぜ欠席したのかと質問され、谷総裁は記者団に「３０日の会合に出席するよう要請がなかった。」と発言。要請があったかどうかは不明ですが、重要な会議に出るのは責任者として当たり前では？と思ってしまいます。このような不真面目な発言をする人物がトップである以上、なかなか天下りはなくならないでしょう。以前、行革担当大臣で活躍したが、その行革を結局骨抜きにされたということで自民党を離党した渡辺喜美議員もさぞかし苦労したことだと思います。 　そもそも、なぜ公務員制度改革というものが重要なテーマになっているかというと、この国家公務員に対する人事院が持っていた多くの権限を内閣府のもとの「内閣人事・行政管理局」に一括して移管するということで、人事院の既得権益がおびやかされるという保身からきているのだと言われています。この国家公務員に対する権限のひとつに、各省庁ごとに役人に対して天下りのあっせんや、渡りのあっせんができるという慣行があります。各省庁の官僚をだいたい５２才前後で退職させ、財団法人や社団法人など、次の職場を各省庁があっせんするというわけです。しかも、この職場では３〜４年勤めて数千万円の退職金などの報酬をもらい、又、その次の職場をあっせんしてもらい同じように高額の報酬を受け取る「渡り」という悪習も大きな問題となっています。この報酬は国民の税金から支出されているわけですから、無駄遣いと言われても当然です。従って、この悪習をどのようになくすか？ということが今回の公務員制度改革の大きなテーマだということです。そもそも、この官僚たちが５２才前後で退職し、次の職場をあっせんされて行くこと自体、官僚自身が自分の頭で考えて日本の為に何をすべきかという志が不足しているのではないか？と思います。自分の主体的意志が特になく、人からあっせんされるのを待って、しかも高収入があるから行くというような考え方だとすると、モラルやプライドがないだけでなく、なんと国民の税金の無駄遣いをしているのかとあきれてしまいます。その志の欠如、主体的な目的意識の不足は、行政マンとして本当に問題だと感じます。ましてや、最近の総理の消費税を上げるという発言の前に国の無駄遣いを徹底的になくすというのが当たり前という状況で、このような人事院の保身と自分たちの権益しか考えない不真面目な姿勢には、国民は本当にあきれているのではないでしょうか？ 　とにかく、このような一部の官僚のていたらくから目を離さず厳しくチェックしていくことが政治家はもちろん、これからの国民の重要な役割でもあると強く感じています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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