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■2009/03/16(月) 207 小学生から学ぶこと
 先日、ある小学生から次のような話を聞きました。昨年、修学旅行で岡山のチボリ公園に行き、広島の原爆資料館を見学したというのです。そのチボリ公園ではかなり長い時間をとっていたのに、広島の原爆資料館では少ない時間でしっかりと見ることができず不満だったということです。この小学生は、遊園地に時間を多くとるより、広島の原爆資料館を時間をかけて見学し、小学生ひとりひとりに平和の尊さや、今、日本がここまで発展してきた歴史には数多くの犠牲者がいたのだというような大切なことを考えさせるべきだと思っているのです。
 現在のように、物事をしっかりと考えない背景にはこのような修学旅行ひとつとっても深く考えさせるものになっていないことがあるし、大切なことを形式的に行っているその意識の低さからきているのではないか?と小学生が指摘しているのです。この指摘は、改めて大人や教師・保護者が注目すべき意見だと思います。せっかく遠くまで行っているのに、本当に子ども達に何が大切か?を教えない教育とは何でしょうか?何を真の目的としているのか?行ったことだけに満足をしているような状況だとすれば、この小学生のようにその浅さを見抜かれることもこれから増えていくのでしょう。
 このような状況が起こるのは何が原因かを考えてみると、まず、小学生だからこのようなことは見抜かれないだろう。遊園地で遊ばせておけば単純に喜ぶだろうというような、小学生を甘く見ているその認識があげられるだろうと思います。2つ目には、目的の場所で学ぶことは何か?を、教師が真剣に子ども達に語りかけていないのではないか?ということです。おそらく、その教師自体が広島の原爆についての深い理解や子ども達に伝えていかねばならないという強い使命感のようなものをあまり感じていないのではないかと想像します。今、日本が少なくとも平和で暮らせるのは、尊い日本人のさまざまな歴史があったからこそという根本をあまりにも理解していないのではないか?と思えるのです。
 本来の教育は、ひとりひとりの人格の完成を目ざすものです。ひとりひとりの人格を認めるには、二度と戦争のような人格無視のおろかな争いをしてはいけないということです。このようなことさえ教育者にしっかりと理解されていないとすれば、本物の教育ができないのは無理もありません。その浅さを小学生や若者から指摘されないよう、「教育の本質」について考え直すことが今、私たち大人の責任ではないでしょうか?

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