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	■2009/04/06(月)　��211　優秀な人材第１位は、コミュニケーションと調整力を備える人！ 　世界的な経済悪化の中、多くの企業の入社式が各地で行われています。最終的に日本国内企業の今年の内定者取り消しは１０００名を超え最悪の状況となっています。このような状況下ですでに来春の就職戦線がはじまっていますが、読売新聞社が日本の主要企業１００社を対象にアンケート調査をしたところ、やはり２００９年より大幅に２０１０年の新卒採用者数は縮小するとの見通しだということです。このアンケートの中で注目すべき点は、２０１０年は採用人数が急激に減り、どの企業もより優秀な人材を採用したいと考えているわけですから、その優秀な人材とはどのような人物なのか？という点です。このアンケートでは、各企業が新卒採用の人物で重視する点を上位を３つだけあげるという方法で次のような結果が出ています。１００社中、最も多い８８社があげた優秀な人材は、『コミュニケーション力と調整力をもった人物』です。この、コミュニケーション力についてはここ最近採用したい人物像のトップをしめています。又、調整力についてはいろいろな問題を柔軟に円滑に処理できるような頭のやわらかさが求められます。つまり、答えがひとつの問題しか解けないような頭のかたさではなく答えがいく通りもある中からよりベターなものを選び、状況に合わせて処理していく能力が調整力と呼ぶものです。このアンケートで次に採用したい人物像で多かったのが１００社中６９社の『性格・人柄』です。この、性格・人柄についてはいろいろな要素があげられますが、ひとつあげるとすれば性格・人柄の良い人とは、人の話を素直にしっかりと聞ける人でありいろいろな人それぞれの立場をよく理解できる人でもあります。客観的な根拠や理由がないにもかかわらず自分の意見を押しつけるとか人の話をしっかり聞かない人なども性格・人柄が良いとはいえないでしょう。このように、現在の企業が優秀だと考えている人材は、コミュニケーション力にすぐれ柔軟に物事が解決できる調整力、いいかえれば問題解決力を持っている人で、性格・人柄としては人の話をよく聞きひとりひとりのさまざまな違いについて認める力のある人物だといえそうです。最近、明治安田生命保険が新入社員を対象とする理想の上司アンケートで男性の１位がイチローになったのもＷＢＣの活躍だけでなくイチローの人物像がさきほどの優秀さと重なるからだと感じます。反対に、今回の読売新聞社のアンケートで採用試験で重視しない点、つまり優秀な人材ではないというのは何かというと、１００社中、たった１社が答えた学校の成績、入社試験の成績という項目であり、１社もなかったのは語学力・資格でした。一般的に学校の成績や入社試験の成績が重要な採用のポイントだと考えられていた過去から見れば大きく社会は変化したようです。又、今回のアンケートでは、パナソニックが「とがった個性や能力」、イオンが「前に踏み込む力」など、他人にない新しい発想やチャレンジ精神を求めている企業が３３社もあったことが注目されます。日本のこれからの社会を生き抜いていく上で「優秀な人物とは何か？」を改めて私たちは考え直す時期を迎えているようです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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