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■2009/04/13(月) 213 小学生から学ぶ経済学「レモンをお金にかえる法!」
 アメリカの小学校の教科書に「レモンをお金にかえる法」というものがあります。この教科書は、アメリカの小学生にわかりやすく経済のしくみについて理解させる為に書かれたものです。アメリカでは、小さい頃から世の中のしくみやシステムなどについて教えることは常識になっていますが、日本では小学生からこのような経済のしくみや世の中のしくみについて詳しく教えることはほとんどないように思います。それどころか、小さい頃から経済のことやお金のことを教えるなんてもってのほかという意見も多く聞かれます。しかし、本当にそうなのでしょうか?もし、小さい頃からお金の重要性や経済のしくみがわからなければ、働く意味や仕事をする意味を本当に理解することができるでしょうか?つまり、子ども達が社会に出てしっかりと自立するということが大切だということがよくわからないのは、まさにこの小学校からお金や世の中のしくみなどの教育していないことがひとつの理由だと考えられます。では、この「レモンをお金にかえる法」について少し紹介すると、まず、ある女の子がレモンと水と砂糖という原料を用意します。女の子は、この材料を使って商品をつくることにしたのです。それが「レモネード」です。そして、この女の子がこのレモネードに価格をつけます。お客さんが来てそれをほしいと言ったら、女の子は売るということになります。このお客さんのことを「消費者」、レモネードのことを「製品」と言います。そして、このレモネードを本格的に売り出すことにするのが「商売」のはじまりということになります。そして、「商売の大きな目的は、原料費と価格の差である利益をあげることだということです。」というふうにこの絵本は進んでいくのです。わずか10ページほどの絵本ですが、実に見事にわかりやすく経済や仕事のしくみを教えている本だと思います。このように、小学生でも充分に理解できるように内容を考えて世の中で生きていく為に必要なことがらを教えているのです。日本ではまだまだこのような教育はできていませんが、社会でしっかりと自立して生きていける子ども達に育てるにはこのような教科書を使って適切に指導できる教師が多数大学の教育学部で育成されることや社会人の積極的な活用が重要ではないかと考えています。

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