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	■2009/06/05(金)　��225　目的を考えないのは時間力の欠如から 　私たちが生活をしていてよく耳にするのが、「何の為にするのかわからない」ということです。例えば、勉強は何の為に？仕事は何の為に？就職は何の為に？宿題は何の為に？など、実にさまざまな事柄についてその目的がはっきりしていないと悩んでいる方が多いようです。そもそも、何の為にするのか？という目的がわからないのは、目的を考えるというトレーニングを小さい頃から行っていないのではということがあります。不思議なことに、何の為にするのかわからないのにしていたり、させられたり、それに疑問さえ持たなかったりと奇妙なことが多いように感じます。「何の為にするの？」と子どもが大人に聞いても「みんながしているから」、「それがルールだから」、「今までそうだったから」、ひどいものになると「理由はない、なんでも」など、実にむちゃくちゃな返事しかしていないということに気づきます。みんながしていて、ルールで、しかも今までしているから理由はなくてもいいし、ただ従っていれば良いという考え方が日本中に蔓延してしまったということにただ呆れるばかりです。何も疑問を持たず問題提起もしない無関心・無気力は相当大きな問題です。時代が変われば今まで通りでうまくいかないのは先日のＧＭの破綻やアメリカのサブプライムローンによる経済危機、日本の少子高齢化、医療の崩壊、地方の衰退などみても明らかです。にもかかわらず、今まで通りに行っていればますます事態は悪化するのは目に見えています。従って、私たち大人に必要なのは時代時代の変化によってそのすることが何の目的かを明確に問うてみることだと思います。今の時代、これからの時代にその目的が合っているのかどうかを確かめる必要があるのです。例えば「何の為に勉強しているのか？」が今、これからの時代に合った子ども達の目的にかなっているのか？を確かめる必要があります。今、求められている能力で若者たちが弱い能力はコミュニケーション、問題発見・解決能力だということはいろいろな報道で知られている通りです。これらの為の勉強に果たしてなっているかどうか？勉強の目的を改めて考えたいものです。実は、なぜひとつひとつの物事について目的をしっかりと考えないかを分析していくと「時間の重要性」を学んでいないということに行き当たります。というのは、ひとりの人間に与えられている時間が有限である、つまり寿命があり自分の持っている時間をどれだけ有効に使えるかということが生きるという意味になるということをほとんど小学生から高校までに学習していないということです。ですから、時間が限られているから重要なものからしようという考えに到らないのです。重要なものからしようと考えると、ひとつひとつの物事についてその目的は何かと真剣に考えはじめるわけです。ここでやっと目的を考える重要性になるわけで、このように考えるとやはり時間が有限でその時間の使い方、つまり時間の重要性がわからないから目的を考える力が育たないということに行き着くのです。さらに問題は、最終的な目的を考えない為に将来の予想や計画さえも立てられないという悪循環になっているという深刻な状況で、ここに行き当たりばったりの風土ができたと考えられます。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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