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	■2009/06/15(月)　��227　鳩山氏辞任と全体の把握の重要性 　先週、郵政人事をめぐって鳩山総務大臣が辞任しました。麻生内閣にとって３人目の大臣交代でもあり、今回の件は麻生政権にとって大きな打撃を与えることになると思われます。この件を含め、世襲制・消費税・社会保障費の削減などいろいろな問題についての麻生総理の方向性がいまひとつ明確ではなく、今回のメディアの一部報道によると再び支持率も２０％半ばに低下したようです。一言で言えば麻生総理のリーダーシップのなさや、これら一連の状況で考えられることは「全体の把握」の重要性です。リーダーシップを発揮し適切に判断し指導するには、全体をいかに正確に把握しているかが大切です。まず全体ということについて、「全体とは何か？」が説明できるかどうかを考える必要があるでしょう。しかし、国語の辞書でひいてもせいぜい「全部」・「全て」ぐらいの意味しか載っておらず、そんなことは辞書をひかなくてもわかっているのにと、がっかりするのが現実です。では「全体とは何なのか？」私は次のように考えています。全体とは「あるものを構成している全ての部分・要素を組み合わせた最終形及び枠組み」だということです。従って、このテーマを日本社会に置き換えてみると、日本社会を構成している全ての要素の最適な組み合わせをどうするかということが政治のすべき全体であり、別の言い方では政治のスキームとも呼ばれています。つまり、このスキームをどのように形成するか？その為には、それを構成している要素をどれだけ正確に把握できるか、そしてその要素をどのようによりよく組み合わせられるかが重要であり、これこそリーダーシップに求められているものです。例えば、学力で言えば学力の全体とは何なのか？と考えてみると、まず学力を構成している要素をどれだけもれなく出せるかということがスタートになります。学力を構成している要素は大きく精神的要素と能力的要素の２つにわけることができます。まず精神的要素であれば、忍耐力・意欲・向上心・チャレンジ精神・プラス思考・熱意などがあげられ、能力的要素は、思考力・分析力・表現力・提案力・コミュニケーション力・論理力・問題解決力・実行力などさまざまなものがあります。これらをはじめとして学力を構成する要素を全て出した上でどのように高めていけるのかが学力向上への指導であり、教育者のリーダーシップとなります。このように、全体というものが理解できていないと一部分をしているにすぎないにもかかわらず錯覚に陥り失敗がおきがちです。又、全体がわからない為に同じ失敗を繰り返す危険性も高くなります。この全体というものがわかった上で何をすべきかを提示・実行できる人物は一般的に優秀だと言われますが、全体がわからないまま部分を続けていると大局を誤り失敗を重ねていきます。今回の鳩山氏の辞任騒動やリーダーシップの欠如と言われているのは、まず麻生氏の全体を把握する力がどうだったのかが気になるところです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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