NEW!　 オンリーワンの目標と学習システムのページに実際のプリント例を紹介

オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。

	■2010/06/14(月)　��319　「はやぶさ」帰還で思うこと 　このたびの惑星探査機「はやぶさ」帰還のニュースは、日本中で話題になっていますが、私にはそれ以上に思い入れのあるニュースでした。実は、小惑星「イトカワ」は、日本のロケット開発の父、故糸川英夫博士にちなんで命名された惑星です。無数の惑星の中からこのミッションに奇跡的に「イトカワ」が選ばれ、しかも私はその糸川英夫博士と一度食事をご一緒させて頂いたことがあり、その時の糸川博士の話の壮大さや人柄に圧倒された思い出があります。今回の「はやぶさ」の数多くのトラブルを克服した上での帰還はもちろん圧巻でしたが、私はその対象惑星が「イトカワ」だったことを大変嬉しく思っているのです。人類が月以外の天体を往復して帰ってきたのは、１９６９年のアメリカの月面着陸以来初めての快挙となりました。当初４年の予定が７年と伸び、しかも計画の総距離を大幅に上回る太陽５周で６０億キロという行程を旅したとは驚くばかりです。地球と太陽の距離が約１億５０００万キロと言われますから、なんとそれを２０往復する距離で、人間の想像をはるかに超えた旅となりました。オーストラリアのウーメラという地に着地したカプセルに何が採取されているかは大変興味があるところですが、その着地の前に「はやぶさ」が燃えつきた映像は何とも大きな任務を果たした満足感いっぱいのように見え、大変感動的でした。そして今回、最も印象に残ったのは何といってもこの７年間でいくつものトラブルに遭遇し、その都度人間の英知を結集し乗り越えたことです。２００３年５月に打ち上げられ、まずイオンエンジン４台中の１台に不調が見つかり、２００５年７月には姿勢制御装置３台中１台が故障。９月に「イトカワ」に到着し着陸に成功したものの１０月にはさらに１台が故障。最も危機だと思われたのは、同１２月の燃料漏れで姿勢を崩し、地球と通信が不能となり行方不明、姿勢制御用のエンジン１２台が全て故障し、地球の帰還を４年から７年に延期を決定。そして２００６年１月に地球との交信が復活し、新たな姿勢制御法を地球で構築し、２００７年に「はやぶさ」は「イトカワ」を出発しましたが又も昨年１１月にメインエンジンの故障、それぞれ４台のイオンエンジンと中性エンジンがバラバラに故障した為、そのうちの２台のエンジンの正常な部品のみを組み合わせ、再生エンジンをつくれたことで今回帰還できたわけです。日本人の科学技術の素晴らしさに拍手を送ると共に、７年の「はやぶさ」のがんばりには元気のない今の日本に「あきらめないでガンバレ！」とエールを送られているような気さえします。特に、今日はサッカーワールドカップ日本の第一戦、カメルーン戦がありますが、「はやぶさ」のとことん諦めないど根性パワーが日本選手に届けば良いのですが・・・		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。