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■2010/06/18(金) 320 「ひきこもりクライシス」の現状
 最近、よく聞くようになったのが「ひきこもりクライシス」です。そもそも、ひきこもりが注目され始めたのは1991年頃のバブル崩壊期からで、約20年ほど経ちます。この20年で何が起きているかというと、ひきこもりの年齢が40代に及んでいるという点です。20代前後の頃からひきこもり始めた若者が20年経って、現在40代に突入しているわけです。厚生労働省もガイドラインでこのひきこもりの高年齢化について大変懸念しているようです。なかなか社会に適応できず、年齢を重ね現在に至っていると考えられるこの「ひきこもりクライシス」ですが、実はこれが今、大学生や大学院生にも増えているといいます。各大学では相談室を設置し、学生の支援に乗り出しているようです。例えば、東京大学では2008年から学生相談ネットワーク本部を設置し支援体制を強化していて、東京大学学生相談ネットワーク本部の企画室長は、「挫折の経験が少なく、まじめで素直な学生が多い。成長する過程を支える大学の役割は大きい。」と述べています。この話をどうとらえるかですが、20歳になっているにも関わらず、大学が勉学ではなく心理的に学生を支えなければいけないというのは少し違和感を感じます。そもそも大学進学は自分の自由意志で入ったわけですから適応できなければ自分の意志で乗り越える必要があります。これは就職でも全く同じことですが、就職して適応できなければ基本的に自分で乗り越えるしかないわけです。おそらくこのような後手後手の対処をしていればますます過保護となり、先程の高年齢ひきこもり予備軍になるのではないかと予想します。つまり何が問題かというと、なぜ大学生になるまでの高校3年生までにタフな精神力や生きていくことの意味、物の考え方など、人生で重要な学習を通じてたくましい学生を育ててこなかったかということです。日本の現実は高校までは大学に受かる為の受験科目だけをただひたすら勉強させ、まじめで素直な学生を親も含めて希望している例が多いのではないでしょうか?まさに、教育の使命で本末転倒なことが起きているのです。これらが結局、大学に入ってから厳しい現実に適応できずひきこもりになっていく大きな理由だろうと私は想像します。高3までに何を指導するか?については、現代のような精神的にひ弱で内向きな学生が多い時代には特に精神力を鍛える必要があり、このような状況が日々起きている現実を知った上で保護者も子どもも高3までの学習内容の優先順位を決めることが大切になってきました。いくら一時的に有名大学進学や就職ができても、精神的タフさがなければ将来を通じて不安定な道のりを歩むことになるだろうということを、私たち大人は肝に銘じて子ども達の教育や学習内容、方法などを考える時期に入ったと思います。

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