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	■2010/07/26(月)　��330　ひきこもり７０万人、予備軍１５５万人の理由とは？ 　このたび内閣府が初めて発表した全国実態調査により、日本のひきこもり人数は約７０万人、その予備軍が１５５万人と推計され、３０代が全体の４６％にのぼることがわかりました。内閣府は「今後さらに増える可能性がある」と分析しているとのこと。又、内閣府はこの調査に合わせ、自治体や学校への支援の手引き書をまとめたとのことで、その内容は支援機関の紹介やひきこもりの若者に就労体験をさせる活動例が紹介されているようです。この手引きは、ひきこもりになってからどうするかの話であり、そもそもこのような状況にならないよう学校教育や家庭はどうするかという本質的な話ではありません。いつも事が大きくなってから慌てて何かをつくって対応しようとする悪いくせや慣習がここでも起こっています。よく言われているように、物事の対応には２つの考え方があり、危機管理の法則では事前の対策と事後の対応の２つが必ずセットになっています。これを今回のひきこもりの例にあてはめると、事前の対策として、学校教育でいつ何を学ぶことがひきこもりを防止するのか？もっと積極的に言えば、チャレンジ精神旺盛な人物をつくるにはどうすれば良いのか？ということになります。チャレンジ精神旺盛な人物をつくるには、ひとりひとりの個性や特性に合わせて学校がいろいろなことに挑戦させ、そのプロセスや結果を十分に評価し、さらにその子どもの良さを伸ばすことが必要となります。もし、ひとりひとりの個性を認める教育ができないのであれば、それは画一的な教育となり、チャレンジ精神を伸ばすことにつながりません。いわゆる指示されたことをこなす教育、与えられたことをそつなく処理する教育では、自己肯定感やチャレンジ精神は育ちません。日本でひきこもりが急増しているひとつの大きな理由は、今述べたようにひとりひとりの良さを十分に学校から評価されず、個性もあまり認められない教育環境に大きな理由があると思います。日本では自分でベンチャーを立ち上げる若者も激減しており、安定を求める傾向がますます強まっています。現代の多くの画一的な教育からひきこもりの予備軍が急増しているとしたら、私たち大人はこれを相当深刻に受け止めなければなりません。その子の個性や自己肯定感を育て、何にでも挑戦する意欲を持たせ、そしてそれを評価し、もし失敗してもそれを成功につなげる方法を導き出せるような学習が今の教育に求められているのです。ひきこもりのひとつの大きな原因が、ワンパターンの画一的受け身教育にあることを十分理解し、これからの子育てや教育方法に活かさなければ、近い将来本当に人材不足のガラパゴス日本に陥ってしまうと私は心配しています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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