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■2012/11/09(金) 469 田中文科大臣の発言で注目される今後の大学設置認可基準!
 先週の金曜日からこの1週間は、田中眞紀子文部科学大臣の大学設置に関する発言が大きく報道されることとなり、国民の関心もかなり高かったように感じます。

 そもそも、このニュースは公私立大の設置認可を文科大臣に答申する大学設置・学校法人審議会が、2013年度の新設を認めるとしていた札幌保健医療大学、秋田公立美術大学、岡崎女子大学の3校を田中氏が認めないと発言したことからはじまりました。答申通りに認可されないのは過去30年を通じて初めてで、極めて異例のことで3大学の関係者はもちろん、多くの国民にも驚きをもって受け取られることになったようです。

 田中氏は、「大学設置認可の在り方を抜本的に見直す必要がある」と明言し、現在の大学が約800校あることや、大学生の質の低下について危惧している点をあげました。確かに、少子化の中で毎年増え続ける大学には疑問の声もあり、約半数の大学が定員に満たない状況や、各大学に多くの補助金が税金から支出されていることを考えれば、田中氏の今回の問題提起は決して全て批判される内容とは言えないわけですが、急にこのような判断をしたことについてはやはり問題があると言わざるを得ません。

 問題提起の面では良いが、その方法や時期に問題ありと言えるでしょう。今回の田中氏の発言では、これらの問題提起をする為にあえて挑戦したんだという弁明がありましたが、唐突感は否めないところです。とにかく、昨日になって田中氏はこの3大学については従来通り認可すると180度その判断を変えたことは、まずもって良かったなという印象です。

 しかし、大きな問題は、これからの新しい大学の認可をどのようなルールで行なうのか?という点です。大学とはどのような質を確保すべきなのか?少子化の中で適正な大学数をどう考えれば良いのか?時代の変化に応じて必要な大学が増えること自体をどう考えれば良いのか?時代に合わないプログラムの大学は、やむなく市場から撤退せざるを得ないことも含め、まさに認可の問題の本質を改めて考え直す必要があるのだと思います。

 社会が激しく変化する中で有為な人材を育成する、これは国の経済成長・戦略に関わる重要問題でもあり、これからの新大学の存在価値や申請理由には極めて大きな意義がありますが、これらの点をどのように考え評価していくべきなのか?従来の考え方やプログラムを変えず、時代の変化に対応できない大学の存在をどう考えるのか?など、今回の田中文科大臣の新大学に対しての不認可発言は、より深刻な課題を浮き彫りにしたのではないでしょうか?

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