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■2013/08/09(金) 503 2つの危機から考える「初動の危機」
 昨日、午後4時56分に発表された、奈良、大阪で「震度6弱から7程度」の緊急地震速報は結果的に誤報で、大きな被害もなく良かったのですが、その反面いろいろと考えさせられる発表でもありました。

 今回は、太平洋側の東南海トラフ地域で予想されている地震について危機感がつのっている中での発表でもあり、関西を中心とする人々やいろいろな機関の対応は速やかなものだったようです。特に、関西の主要鉄道各社は全列車を緊急停止、東海道・山陽新幹線でも一時運転を見合わせるなど、公共交通機関の速報発表後の対応はおおむね素早い対応だったようで評価できると思います。東日本大震災を分岐点に地震に対する意識は明らかに変わったように感じるわけですが、この緊急地震速報の正確さが今ひとつでは効果的な対策にならないわけで、今回の誤報のメカニズムをしっかりと検証した上で今後に活かしてもらいたいものです。

 東南海地震の危機はいつ起きるかわからないという危機ですが、一方、すでに起きている大きな危機があります。すでに起きている危機ですから、今回の速報に対する初動よりもっと敏感にならないといけないわけですが、どうも鈍い感じをぬぐえません。その危機は、福島第一原発で毎日起きている海への放射性汚染水流出の問題です。最近の報道では、2年半前の原発事故当初からずっと流出し続けていたとのニュースもあり、この2年半の間、どのようにこれらの経過をチェックしていたのかが大変気になるところです。

 この原発事故による放射性汚染水の海への流出は海洋を広範囲に汚染することとなり、二度と取り返しのつかない大変深刻な危機なわけですが、最近になってやっと報道されるようになっただけで、メディアを含めその危機感のうすさ、深刻な状況に対しての鈍さにぞっとします。太平洋側に流れ出す汚染水は日本だけにとどまらず、世界の人々にも大きな迷惑をかけることで、1分1秒でも早く止めなければ日本の信用を失う深刻な問題にも関わらず、何かその緊張感も危機感も伝わってこないことに恐ろしさを感じます。もし、このような重大な国家的危機に対してひとりひとりの感度が鈍っているとすれば、その鈍さも同様に恐ろしい状況と考えられます。

 今月の7日になってやっと政府として、安倍首相が汚染水対策を経産省に指示したわけですが、危機の重大さに反してあまりにも初動が遅い、鈍いと私は思います。すでに起きている危機ですから、今後起きるかもしれない危機以上に早く真剣に対応する必要があるという当たり前の常識を私は今回の2つの危機で考えさせられたわけですが、みなさんはどのように思われるでしょうか?

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