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■2015/10/16(金) 574 政府のスローガンと自助努力
 いろいろ問題の多かった安保法案の可決後、安倍政権のスローガンは新たなステージとして「新3本の矢」ということになったようです。この「新3本の矢」の具体的な意味は、次の通りです。

 第1の矢は、「希望を生み出す強い経済で『戦後最大の国民生活の豊かさ』に向けてGDP600兆円達成をめざす」というものです。現在の日本のGDPは、約490兆円ですから、110兆円も増やすわけですが、果たして年何%の成長をめざすのか?人口減少・現役世代の退職者増加の中で年3%から4%の成長が本当に達成できるのか?疑問が残るところです。

 第2の矢は、「夢をつむぐ子育て支援」です。希望出生率1.8をめざし、待機児童ゼロの実現や幼児教育の無償化の拡大、多子世帯への重点的な支援などによる子育てに優しい社会を創り上げるとのこと。

 第3の矢は、「安心につながる社会保障」です。介護施設の整備や、介護人材の育成、在宅介護の負担軽減など仕事と介護が両立できる社会をつくる一方、意欲ある高齢者が活躍できる「生涯現役社会」をめざすとのことです。

 これら希望と夢と安心の「新3本の矢」がどこまで日本の成長につながるか?が、今後のポイントと言えそうです。これらとリンクするように、最近新たなスローガン「一億総活躍社会」というものが発表されました。この「一億総活躍社会」とはどういう意味なのか?がもう一つよく理解できないわけですが、何か次々とスローガンばかり出されても困るよね!という感じではないでしょうか?

 それは、例えば、今後、ロボットやAIが増え、一億人の人々が活躍するだけの仕事が本当に残るのか、どうか?世の中は正規雇用が減り非正規雇用の率が40%近くと増え、望まない仕事でも我慢しながら続けている若者は多いように感じます。当然、非正規雇用が多くなれば生活も不安定となり、将来の社会保障も十分なものにならないのは予想できるところです。

 さらに、消費税が2017年4月には10%になることも含め、一般の国民生活が豊かで楽になる方向にいっているのかもはなはだ疑問です。この2%の増税分は社会保障に充てられるから、将来的には豊かさにつながるという理屈はどうでしょうか?これは、社会保障費の負担がこれまで以上に増える為、今までの社会保障サービスを維持する為に必要な額となり、必ずしも社会保障が充実するとは言えません。

 このように、現実の社会で起きていることを考えると、例え「新3本の矢」の2本目、3本目の矢のスローガンを達成できたとしても、1本目の経済成長を実現することは難しいのでは?

 やはり、持続的に経済を成長させるには、TPPにおける農業でも、自由競争の激しいビジネスにおいても、新しい商品やサービスを継続的に生み出すクリエイティブでアクティブな人材を多く育てる教育が不可欠です。

 もし、今回の「新3本の矢」をうたうなら、まさに「新時代へ向けての人材づくり」を1つ入れるべきだったと私は思います。結局、政府の方向性は方向性として、日本人は、ひとりひとりが自助の努力でどれだけ考え抜き、新しい価値を創造できるのか?を再考し行動する時期にきているように私は感じます。

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