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■2016/10/21(金) 598 「学校社会」と「一般社会」
 これまで、私が多くの方々とお話をしてきて感じるのは、「社会」というものの考え方や認識の違いです。この「社会」ということばの意味は、子どもの年令や発達段階に応じて、その子どもを取り巻く環境により変化していきます。子どもが、小学生〜中学・高校という学校に通っている期間は、主に「学校社会」と言われ、子どもが18才を超え、就職する頃になると「一般社会」というように変化します。

 「学校社会」は、12年から長くて16年ぐらいですが、「一般社会」は、およそ40年〜50年の長期間をさします。この場合、特に問題になるのは、「学校社会」に適応する力と「一般社会」に適応する力にかなりの差や違いがある、むしろ逆に近いという点です。

 例えば、「学校社会」の小学生からを考えると、先生から言われたことを素直に聞いて実践することを求められますが、このような状況に慣れすぎると「指示待ち族」とも言われる指示がないと動けない、考えられない子どもになる危険性があります。つまり、小学生の高学年くらいから、言われたことをするだけではなく、自分で大切なことを発見できるようにし、発見したら言われなくても主体的に考え行動する力を身に付けさせなければなりません。

 このように主体的に考え行動する力が身に付かない場合、中学・高校に進学しても、指示されなければ動けない「指示待ち族」になってしまう危険性があります。ここで重要なことは、何か言われても自分でその内容を吟味し、その指示に従うかどうかを適切に判断する力を養っていくことです。

 例えば、小学生低学年の頃によく出される宿題も、言われた通りにすることが良いのか?それとも、状況に応じて宿題の内容によってはする・しない、又は、指示された量を全てするのではなく減らして行うなど、自分なりに主体的に調整し判断する力を小学生高学年ぐらいから徐々に身に付けられるよう、子どもに指導することが保護者の重要な子育ての内容になると私は考えています。なぜかというと、この、自分で主体的に判断し行動する力が、「一般社会」では特に求められるからです。

 つまり、「一般社会」に出る18才〜22才頃までに、この主体的に判断し適切に行動する力を身に付けておかなければ、「一般社会」をうまく生き抜いていけないことにもつながります。

 一方、そうは言っても、学校の先生が出した宿題を全てすることは正しいのでは?という意見があるのも事実です。しかしながら、この、誰かが指示したことが全て正しいとうのみにすれば良いとも言えないのは多くの大人が知っていることでしょう。それは、例え先生であっても例外ではなく、単純に肩書きや権威・権力のあるものを絶対視すること自体にも危うさがあると私は思っています。

 残念ながら、主体的に判断し適切に行動する力は、小学生からの学校の先生に言われたことを素直にするだけでは育たず、しかも、長期間かけて習慣づけを要する力です。だからこそ、小学生高学年の10才ぐらいから18才〜20才の10年ぐらいかけて育んであげる必要があるのです。

 このように、保護者は、「学校社会」と「一般社会」の違いをよく認識した上で子育てをすることがとても重要だと私は考えています。

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