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■2021/01/22(金) 640 「ことば」を大切にする生き方 |
2021年が始まった途端にコロナが急拡大し、再緊急事態宣言が発令され、日本中がその対応に追われています。特に、医療従事者の方々を始めとするエッセンシャルワーカーの皆さまは、日々大変な状況で懸命に対応されていることには頭が下がる思いです。
昨年からのコロナで特に思うことは、政治家の言動・行動が国民の常識とかなりズレているという点です。例えば、5人以上の会食は自粛と言われている中で、二階自民党幹事長が8名でステーキ会食をした点をメディアに指摘された際には、二階氏は食事をする目的ではないから悪くないという意味不明な解釈をされました。食事が目的であろうがなかろうが、結果的に食事をしたら会食というのであって、このような言い訳がましいことを堂々と言っても通用すると考えていること自体がズレているのではないかと考えます。
一言で言えば、昭和時代〜平成時代に過ごした一部の政治家の方々の政治生活の慣習・常識が現代の多くの国民とはすでに相いれないものになっている可能性があるという点から考え直し、言動・行動を変えなければ信頼を回復することは困難だろうと想像します。変に開き直ったり威圧的に抑え込もうとすればするほど国民の支持を失うものと思います。
つまり、時代の変化や国民の変化に応じたものの考え方で言動・行動を変え続ける力が政治家には特に必要で、私はこの言動・行動で重要なことは、前述の「変化対応」と共に「基準」ということばだと考えています。当然ながら、ものごとを適切に判断するためにはその前提として明確な基準が必要です。
例えば、緊急事態宣言発令の基準及び解除の基準、学校を休校にするかしないかという基準、学校をオンラインにするかしないかの基準、そもそも会食とは何か?の基準、適切な会食の人数や時間の基準、適切なマスクの基準や、昨年加藤厚労大臣時の問い合わせ時の体温37.5度が目安であって基準ではないといった件等々、この「基準」という考え方がこれまで極めてあいまいなまま行政が行なわれ続けている点が現在の混乱や不信感を生んでいるだけでなく、ひとりひとりの明確な判断ができず人出が減少しない理由とも考えられます。
この「基準」というものの考え方を今一度ひとりひとりが見直し適切な判断を行なうことが大切ですが、それ以上に重要なことは、この「基準」を始め、人が生きる上で「大切なことば」について丁寧に考えるくせをつけ、私たち自身があいまいで不正常な状況を見抜き、お互いに指摘し合い素直に改善する力をつけることだと考えています。この「ことば」を大切にし言動・行動することが先に述べた会食かどうかという件についても関係しますし、適切なコロナ対応力にもつながると考えるのです。
ひとりひとりの国民自身が「大切なことば」を意識し生きることは重要ですが、それ以上に説明責任やその能力を求められる政治家は特にことばを大切にし、民主主義の根幹である国民ファーストで仕事をしてもらいたいものです。 |
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