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■2019/06/28(金) 624 「教育虐待」?それとも「受験虐待」?
 最近、ニュース・報道等で「教育虐待」ということばを聴くことが多くなりました。先日も、3年前に名古屋市で父親が小6の子供を殺害したという事件の裁判が報道されていたところです。この際、父親が中学受験ということにあまりにも執着し、小6の子供に強要していた疑いがあるということや、それがエスカレートし、子供へカッターナイフや刃物を使って脅かして勉強させていたとの報道があり、これらが「教育虐待」ということになるとの報道でした。

 そもそも、「教育虐待」とは何か?と考えると、保護者が家庭教育という建前で、子供に対して強制的に勉強させるというような意味になるのでしょう。この場合、保護者は子供のことを考えて愛情からそうしているんだという主張をすることもあるわけですが、この強制的にさせることが果たして「愛情」と言えるのか?というと疑問です。本当に保護者に愛情があるなら子供自らがしっかりと考えて自主的に学び、自立心を育めるように指導した上で、子供が受験が必要と納得して望むのであればそれを尊重することが本来の姿でしょう。つまり、子供に相当な判断力を育てることが小学生のうちは重要であり、その為には、これからの社会を生きる上でどんなことが重要かの基本を指導することが優先事項だと私は考えます。

 この基本の例としては、日本社会の現状、例えば少子高齢化やグローバル化、AI化などの理解や、それらによる必要な学力・情報などの重要性に気づかせ、何を学ぶべきか?ということです。これらを親子が十分に対話しながら18歳までの中学・高校への子育てとつなげていくことが何より重要な子供への愛情だと私は考えています。世界や日本の状況を知らず、何も考えられない小学生に対して今まで通りの勉強や受験勉強を強制することは、子供自らの考える力や判断力を育てないままコントロールしていることになり、指示待ち族のもとともなり大変危険なことではないでしょうか?

 特に今回の「教育虐待」ということばで違和感を感じるのは、教育ではなく「受験虐待」ということばのほうがぴったりくるということです。言うまでもなく「教育」は、人間形成のためにすることであり、人間形成が強制されてできるものではないことは周知の事実です。まさに教育は、相互の十分な対話と深い理解により人間の自立に向けて行われるものであり、それが人間形成へとつながるのです。

 従来通りの価値観でテスト・受験に過度に執着している先生や保護者がいるとすれば、今一度教育の目的や人間形成について考え直すべきだと私は考えます。みなさんはいかがお考えでしょうか?

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