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	■2007/07/02(月)　��49　しっかり考える、ゆっくり考える よく日常的に使っていることばに「考える」があります。親が子どもに「しっかり考えなさい」とか、大人が「しっかり考えて判断する」などと使いますが、この場合の「しっかり考える」とはどういう意味があるのでしょう。「しっかり考える」ということばの実例に、まず「ゆっくり考える」があげられます。ひとつのテーマについてゆっくり落ち着いて考えるということです。私たちは、このひとつのテーマについてゆっくり落ち着いて考えるということを普段からどれくらいしているでしょうか？まさにこのゆっくり考える繰り返しを通じて人間の思考力や分析力などは着実に育っていくのです。従って、小さい頃から日常生活でこのゆっくり考えるくせをつけておかないと人間の基本的な学力は伸びません。よく日常会話の中で「はやくしなさい」とか「はやいほうが良い」などということを聞くことがありますが、この場合早くして人間らしさの何が育つというのでしょう？人間は機械ではありません。もし早さを競うのならコンピューターや電卓ですれば良いでしょう。人間らしい学力を育てるというのは、ゆっくりと自分らしく考えさせることであり、ただ早く答えがひとつの問題を答えることではありません。もし、親が自分の子どもに幼児から少しずつ考える力を育て豊かに学力を伸ばしてあげたいのなら、ひとつのテーマを多面的にいろいろな面から考えさせたり、深く本質的に考えさせ、自分なりの意見を導き出せるよう丁寧にアドバイスをしてあげることが必要となります。これからの教育に必要なことこそ、このひとりひとりがゆっくりとしっかりとひとつのテーマについて考えることだと思っています。まず大人からあわただしい世の中にふりまわされないでひとつのテーマをしっかりゆっくり考える習慣と余裕をもつことが最も大切だと考えます。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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