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■2008/02/29(金)　№109　「無知の知」と「無考の考」

昔、ギリシアの哲学者ソクラテスが、「無知の知」の重要性という話をしました。「無知の知」とは、世の中は学べば学ぶほど知らないことがふえる，だからこそ学習を続けることが重要で、本当に学んでいない人は少しの学びで知っていると考え違いをしてしまうので気をつけることが大切という教えです。これと同じで、「無考の考」という考え方があります。無考とは、考えないということです。あまり考えていないということを常に意識しているからこそ人間は考えようとするのです。この「無知の知」と「無考の考」という考え方を持って日々生きることでどれだけ人生が変わるでしょうか？例えば、世の中のことをよく知らない、つまり無知の知であるということを本当にわかっている人間は、勉強不足だからと考え、一生勉強しようという考え方になります。さらに、世の中は常に変化し、その変化に対応する為に日々新しいことを勉強していくことが必要とも考えられるのです。又、本当に自分は物事をしっかり考えているかということを常に意識している人間は、いろいろな出来事が起きたときに考える重要性もよくわかっています。私たち大人は、この「無知の知」と「無考の考」を基本に日々の生活をすることが重要なのではないでしょうか？これこそが、本当に素直に物事をとらえ考えるということなのだと思います。オンリーワンスクールでは、この２つの考え方を中心にすえて子ども達に丁寧に指導することを心がけています。

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