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■2009/02/23(月) 201 アカデミック・ハラスメントと本来の指導とは?
 京都大学大学院工学研究科博士課程の男子学生が2008年3月に自殺し、同研究科が「指導教授によるアカデミック・ハラスメントが原因の可能性がある」として調査調停委員会を設置し、関係者からの聞き取り調査に乗り出しているとのニュースがあります。この学生の両親からの訴えに基づくものといい、同研究科は近く調査結果をまとめるとしています。
 「アカデミック・ハラスメント」というのは、権力をもつ指導者がその立場を利用して嫌がらせやいじめをするというような定義です。この「アカデミック・ハラスメント」については、加害者側と被害者側の主張の双方の食い違いや、見解の違いがよく見られます。加害者側は、その人間の為を思って強く指導した,熱意を持って指導したといえばそうともいえますが、その指導は学生が自分のいうことを聞かなかったから強い権力で圧力をかけたということもできます。どちらにしても、学生が教授や講師に逆らうとなると、教授や講師のプライドが傷つくというようなことにもなりますし、学生にとっては進級や卒業にも差し支えるわけですから、単純に物申すということにはならないというような抑圧された関係でもあるわけです。
 この構図は、小学生、中学生、高校生が学校の先生の高圧的な指導に逆らえずに我慢している状態にも似ています。この学生と同じように、保護者も学校の先生に逆らったら子どもがどのような扱いを受けるかわからないというような抑圧された状況ともいえます。これらを解消する大きなキーワードは相互の信頼と尊敬の念です。もし、相互に信頼や尊敬の念がなければ本来の関係は成立しないでしょう。
 実は、私はこの学校の先生の圧力に不平不満を持っている保護者の皆さんは多いと感じています。例えば、宿題をしなかったらみんなの前で子どもにはじをかかすとか、立たせるなどです。先生が「宿題だ!」といえば何でも通用するのか?これは、初期のアカデミック・ハラスメントになるのか?ならないのか?非常に微妙な話です。過去、先生のいうことを素直に聞いてきた子ども達が最近いうことを聞かなくなってきていることに先生がプライドを傷つけられている話や、そのプライドを保つためにさらに高圧的に指導しているという話もよく聞きます。
 今回の京都大学の例がどのような状況でおこったかは正確にはわかりませんが、強い権力を持つ立場の指導者が子ども達に必要以上に圧力をかけて良いかどうか、もし、自分の子どもがこのような状況になったらどのように考えるか?つまり、アカデミック・ハラスメントは自分事としてしっかりととらえるべき重要なテーマだと考えています。

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