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■2009/12/21(月) 274 一夜づけ思考から蓄積思考へ
 最近、若者から「一夜づけ」ということばがあまり聞かれなくなりました。もともと「一夜づけ」というのは、一夜漬けで、一夜で漬けた漬け物のことをさします。つまり、あまり時間をかけて作ったものではなく、はやづけ、即席づけと言われてきた漬け物のことだったのです。一方、学習の一夜づけも同じで、一晩だけがんばれば成績が上がるというような安易でお手軽な試験がこれまで行われていたとも言えます。日本で、このような薄っぺらな試験を続けてきたほうがむしろおかしな話です。学習は死ぬまで大切であり、ましてや一夜づけで学習ができた、できないという安易な判断をし、一喜一憂することがいかにおろかかということを考える必要があります。この、「一夜づけ」の逆のことばに「蓄積」があります。じっくりと年月をかけ、手間暇をかけて積み上げていくという考え方です。一夜づけとは対称的なこのことばがどれだけ重要なことかを、大人たちが子どもにどれだけ指導しているかは、はなはだ疑問です。私は、このような理由から、一夜づけが最近聞かれなくなったことはある意味いいことかもしれないと考えています。もし子どもが一夜づけでしたような浅い学習が通用すると勘違いしてしまったら、その後のものごとも安易に考えてしまう危険性があるからです。このように、なんでも早くできるもの、即席で手軽にできるものが良いとする風潮が昔からの日本人の一夜づけの思想と重なります。良いものは時間がかかり、すぐにはできない。年月を十分に重ねることに意義があるというような考え方ができることが大人には重要なことでしょう。生活の中で手軽にできることが増えているのは、良い面と悪い面があるということを知る。良い面は、楽ができる、時間が作れるなどでしょうが、一方の悪い面は、時間をかけてじっくりと取り組むこと、努力することができなくなり、マヒしていく危険性をはらんでいるのです。さらに、ものごとがすぐできると思いこみ、すぐにできないからやめる。これは、ひとつの仕事が続かず、離職率が増えている大きな理由でもあります。そういう意味で、私は「一夜づけ」というようなことばや文化・実体などがどんどんなくなる方向に向かっているのは、日本人にとって歓迎すべき傾向だなと考えているところです。

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