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■2010/04/09(金) 302 日本の高校生が積極的に発言しない理由は?
 先日、日米韓中の4カ国の高校生調査が発表されました。この調査は、4カ国の高校生計6200人を対象に財団法人「一ツ橋文芸教育振興会」と「日本青少年研究所」が2009年の夏から秋にかけて行ったものです。その調査の中で、授業中にどんな態度をとるか?という設問に対して居眠りをするという回答が最も多かったのが日本で45.1%でした。この設問にはアメリカが20.8%、中国4.7%、韓国32.3%との回答でした。又、授業中に積極的に発言するか?という設問には、トップのアメリカが51%、中国46.2%、韓国16.3%で日本は14.3%と最下位でした。これらの調査から、なぜ日本の高校生は積極的に発言しないのか?それは居眠りをしているからだというような笑えないジョークになりそうな結果ですが、私がひとつ思い当たることを述べたいと思います。それは、日本の高校生になるまでの幼児、小学校、中学校の在り方が発言を歓迎しない授業になっているのではないかということです。特に気になるのは、幼児の頃よく行う絵本の読み聞かせです。不思議なことに日本では絵本の読み聞かせは絵本を読んでいる時にだまって静かに聞くことが美徳?となっているようです。幼児期は特にいろいろな疑問を持つ年代ですから絵本を聞いている時に何か知りたいことがあればどんどん質問させれば良いと思うのですが、なぜか?日本ではあまりよくないことだというふうに教えているようです。この延長上に小学校への入学があります。このように、幼児期から質問をしないように育てられた子どもが小学校に入っても、おそらく質問や発言をあまりしない子どもになるのではないかと心配です。今回の調査の高校生が発言できないひとつの理由は、絵本の読み聞かせを代表として幼児期からの質問をしてはいけない、発言をしてはいけないという気持ちを大人が抱かしていることが影響しているのではと私は考えています。まず、絵本の読み聞かせは何の目的で行なうのか?という点を整理する必要があるのではないでしょうか?絵本を読むことや聞くことが目的になっている日本と、絵本を読む、聞くことを手段とし子どもの考える力や個性を豊かに伸ばすことを目的とする外国の考え方を比較検証する必要があるでしょう。もちろん、絵本を使って子どもの考える力や個性を伸ばすには絵本の読み聞かせの最中にどんどん質問をさせ、みんなで考えてみるというような取り組みが重要でしょう。このように、幼児期の絵本の読み聞かせひとつとっても何の為の教育か?という目的が明確になっていないとコミュニケーションが豊かに育つ時期を逃してしまいがちです。井の中の蛙にならず、世界の良い例を学んで本来の教育に少しずつ導入していくことが今、日本には求められているようです。

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