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■2010/04/26(月) 307 重要な「マージナルマン」という考え方!!
 優秀な子ども・生徒という表現をどんな場合に使うのかと考えた時、そのひとつに「学校の勉強と部活が両立できる子ども・生徒」という考え方があります。しかし、よく考えれば、この優秀さは学校の常識・学校的に見ればということであり、世の中や社会に出て通用する優秀さとは必ずしも一致しません。確かに、学校から見れば学校で与えられた勉強がこなせて部活もしっかりと成果が出るのなら優秀だと言うのでしょうが、世の中や社会での優秀性は学校の勉強や部活でなく、コミュニケーション力が豊かであったり重要な問題に気づきそれを適切に解決できたり、もっと大きな意味では世の中の変化に柔軟に対応できることなどです。従って、学校時代の「勉強と部活の両立」だけを重視して社会に出ようとすると、社会に通用しない危険性もあります。ここで、重要なことはひとつの組織にのめりこまないという物の考え方です。例えば、学校という組織の言うことやすることに全面的に従うのではなく、常に他の地点から学校をながめて本当に学校がしていることが世の中を生きる上で必要なことになっているのか?優先順位なのか?などを客観的かつ冷静に見抜く力が大切ではないでしょうか?つまり、学校というひとつの組織に全体重をのせるのではなく、片足を常に学校以外の世の中に置いて、世の中から学校を見る、又、反対に学校から世の中を見るという相互の学習が重要だと思います。この、ひとつの組織にどっぷりとひたらず、常に客観的な見方・考え方ができる人を一般的に「マージナルマン」と呼んでいます。「マージナル」とは「辺境」というような意味で、端っこに立ち両方の世界を客観的に見比べることができるというようなイメージのことばです。「マン」は「人間」ですから、「常に客観的に物事が見える人間」が「マージナルマン」というわけです。人は往々にして、ひとつの組織にどっぷりとつかってしまうと知らず知らずのうちにその組織の常識や慣習にそまりがちですし、よくないことでも大きな流れに逆らえず仕方がないと諦め妥協することも多いですから、よほどこの「マージナルマン」の感覚を持ち続けないと頑固で偏った人間になる危険性もあります。今週行なわれる事業仕分けでも、各省庁のもとで独立行政法人への天下り・渡りなどがターゲットとなっており、まさに今までの慣習にどっぷりと浸った元官僚の悪習をチェックするというのがこの仕分けの目的となっています。私は、どんな組織に所属しても、片足をいつも世の中に置いて客観的に物事を考えることのできる「マージナルマン」の考え方が、井の中の蛙になりがちな国民性には大変重要なことだと考えています。

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