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■2011/08/19(金) 421 政治家・官僚の堕落を国民に訴える現役官僚古賀氏に注目!
 今日19日は、旧ソビエト連邦崩壊のきっかけとなった保守派クーデターから20年となります。

 1991年8月19日、国家保安委員会・KGB議長や国防相ら8人が「国家非常事態委員会」をつくり、当時大統領だったゴルバチョフ氏をクリミア半島の別荘で軟禁し、ソ連の国民に向かってゴルバチョフ氏が健康の理由で執務できなくなったと嘘の声明を発表し民主化への改革を止めようとクーデターを起こしたのです。

 その後、当時ロシア共和国大統領だったエリツィン氏がクーデター派と戦い、3日間でこのクーデターは失敗に終わりました。これを契機にソビエト連邦は崩壊し、米ソの冷戦も急速に終わりを迎え一気に世界が自由主義競争社会(メガコンペティション)へと進んでいき、新興国の経済発展が加速していきました。

 このような過激なクーデターはよくありませんが、ただだまって我慢していることがいいとも言えないでしょう。このことについて語っている人物に、最近話題の古賀茂明氏がいます。古賀氏は、現経済産業省の現役キャリア官僚ですが、前例・先送り主義の官僚体制の中で国民の為に必要な改革を進めてきた数少ない有能な官僚のひとりです。

 その古賀氏は最近の著書で発売後すでに32万部を売っている「官僚の責任」の中で、霞が関は「人材の墓場」だと言い、東大卒など優秀なはずの官僚がなぜ堕落するのか?を論じています。

 それは、「多くの官僚が国民の為ではなく自分の所属する省の為に仕事をしているからであり、省の為の利益を考え利権拡大と自分たちの身分保障に血道を上げ、責任逃れに頭を使い天下りもサボタージュ(さぼり)も恥と思わなくなるからだ」と述べています。又、「政策提言能力を失った官僚を放置すると、この国は終わる」とも述べられています。実際に3.11東日本大震災後の経済産業省と原子力安全保安院などの数々のごまかし・失態や、スピーディを活用せず放射能汚染を結果的に広げた文部科学省の人災など、まさにこの発言通りの状況です。

 さらに、古賀氏は「日本人はあまりにも従順すぎるのではないか?もう少し文句を言ってもいいのではないか?暴動やクーデターを起こさないまでも、もう少し不満や要求を言動に出していいはずなのに、多くの日本人はだまって耐えている。同時に、政治に対して怒りや不満があってもそれを口にせずだまって結果を甘受する。日本の政治家も官僚も日本人のこういった国民性に大いに甘えてきたのだと思う。政治家や官僚は自分たちの地位や身分がおびやかされるとはいっさい思っていない。だからあれだけ好き勝手なことができるのだ。」と述べています。

 20年前のソビエト保守派のクーデターの行動はともかく、古賀氏の言うように私たち日本人は政治家や官僚に対してあまりにもおとなしく甘かったのでしょう。私たちは、政治家や官僚の行動や言動に対して今まで以上に凝視する必要があるのではないのでしょうか?

 古賀氏の本が発売後たちまち32万部も売れているということは、多くの日本人が共感しているということの証拠であり、今後も古賀氏の勇気ある行動や発言に対して注目したいところです。

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