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■2013/03/15(金) 485 「東大の推薦入試導入」に見る時代の変化!
 この度、東京大学が後期日程入試の2次試験で筆記テストを廃止し、一部推薦入試を導入すると発表しました。このニュースは、フジテレビやNHKのニュースなどでも取り上げられたこともあり、教育界だけでなく社会的にも大きな反響をよんでいるようです。

 そのひとつの理由は、東大が1877年に創立以来、筆記試験のみで入試を行なってきた伝統があるからで、今回の入試改革は実に136年ぶりとなるからです。東大と言えば筆記試験がよくなければ入れないという今までの常識がくつがえるわけで、今回の発表には何か大きな背景がありそうです。

 ひとつには、世界の大学の中で必ずしも東大が上位校として認められていない状況、つまり、ランキングが低いということがあげられると思います。世界に認められた大学になる為には、入試改革が必要なのでしょう。

 2つ目は、東大の点数至上主義、いわゆる点数さえ取れれば良いという考え方の反省があるのでしょう。東大の浜田総長も、点数至上主義から脱却し「タフでグローバルな学生の育成を目指す」と述べています。

 3つ目は、昨年、文科省が大学改革プランを公表し、平成29年度までに1点刻みで点数を競う知識偏重のセンター試験を改めて、得点に応じた段階的レベルで評価する方式や、2次試験で筆記の代わりに面接や論文で評価するよう各大学に方向性を示していたことから、東大が国のこれらの方針に応じたとも考えられます。

 このような影響もあったのか、東大は学力水準はある程度保つ必要がある為センター試験は行なうが、2次試験は筆記試験に代わり、高校の内申書や面接で一部の選考を検討中とのこと。本日、安倍首相がTPP交渉参加の表明を行ない、日本の各産業がいよいよ国際競争の中でどのように戦うか?という中、教育界も国際競争の中で大学の質をどのように高めていくか?グローバル社会に必要な人材をどのように育成していくか?というテーマへと舵を切らざるを得なくなったのではないでしょうか?

 さらに、かつての1点1点で足切りをする点数至上主義はとにかく勝てば良いという勝利至上主義や、その延長で社会問題となった柔道界の体罰ともつながり、その反省から人間性重視の教育や本来の教育指導の姿に戻そうという大きな動きがあります。グローバル社会の進展と共にこのようないきすぎた成績・勝利への執着も今回の東大の入試改革につながる遠因になったのかもしれません。

 真の教育とは何か?それは決して点数や成績だけを競うものではないというグローバル社会の常識が東大を動かしたともいえる今回の入試改革をみなさんはどのようにお考えでしょうか?

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