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	■2013/08/02(金)　��502　自由研究と就職活動 　オンリーワンスクールでは毎年、夏休み期間中の５日間、計１０時間を使って自由研究講座を行なっています。今年は７月２９日〜８月２日までの５日間がこの日程で、今日がその最終日です。 　そもそも自由研究は、自分で研究するテーマを設定し、そのテーマについてさまざまなものを使って調べ、その内容をまとめると同時に、自分の考えや意見を述べる学力の総まとめと言っても良いぐらい重要な学習です。オンリーワンスクールでは、このような問題発見→分析→意見や提案といった力を伸ばすことを大切にしていますが、一般的な５科目の学習では、このように自ら問題を見つけることや、その問題を詳しく分析すること、分析した結果に対して意見を述べたり提案をすることなど深く考える力の学習はあまり行なっていないのが現状だと思います。子ども達がこれからの複雑な社会を生きる上で深く考える力を少しずつ伸ばしてあげることが重要なのはもちろんですが、暗記を重視する既存の教育では残念ながらあまり力が入っているとは言えません。 　仮に、このような力が不足したまま就職活動に入るとどうなるか？ということですが、まず、問題発見力の不足から今自分に何が問題なのか？なぜ問題なのか？というようなことがよくわからないということになりがちです。 　次に、分析力の不足から自己の分析、業界の分析、仕事の分析、世の中の状況の分析など、就職をする上で不可欠なさまざまな分析ができないということになります。分析ができないのですから、当然自分なりの対策もとれません。 　さらに、自分の分析ができないことで自己肯定感や自信が育たず、徐々に社会へ出るのを嫌がったり怖がったりするようになります。これは、年齢が高くなればなるほど自信がないことが苦痛となり、ひきこもりなどの原因にもなりえるものです。従って、保護者は子どもが小さい頃から自分で問題を見つけ、それを分析し、自分がどうすれば良いのか？について考え実行する力を身につけるように育てていってあげることが重要です。 　特にこの部分が大切なのは、普通に生活していると１８歳までなかなかこのような力がつかないからです。なぜなら、学校を中心に問題を与えられこなすことに慣れてしまい、自分で問題を見つけたり分析する力が育ちにくいのです。又、自分で問題を見つけなくなることで好奇心や主体性も少しずつ落ちていきます。これらが何事に対しても意欲の弱い若者の原因につながっているとも考えられます。 　私は、今までこのような多くの事例を見るにつけ、小さい頃からの自由研究の重要性を訴えながら深く考える力の学習をお勧めしているのは、このような重大な理由があるからです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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