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■2013/10/18(金) 513 相次ぐ「危機」から考える「危機管理力」
 最近、危機管理が改めてクローズアップされるニュースが続いています。福島原発の汚染水漏れとそれに関する被曝事故、JR北海道のレールなどの異常放置、博多の整形外科病院の火災、東京のストーカー事件、そして、今週起きた伊豆大島の土石流・土木災害。改めて、被害に遭われた方々の御冥福をお祈りするばかりです。性格はそれぞれ違うものの、これらに共通しているのは、危機管理の重要性です。

 危機管理の考え方には、危機が起こる前の対策をどうするかという「事前準備」と、起きてから速やかに対応し、被害を最小限におさえる「事後処理」の2面があります。その為には、いわゆる初動が大切となるわけですが、このような危機が連続すること自体が、まず危機だという認識を持つ必要がありそうです。

 報道の通りだとすれば、東電の原発汚染水処理のずさんさ、JR北海道の安全意識の低下は、特に多くの人々に影響を与えるだけに、深刻な問題だと言えます。そんな中で、今週起きた伊豆大島の土石流・土木流災害は、大島自体が火山灰の地形という特殊な理由はあるにしても、想定外の大雨による自然災害だというだけではなかなか片づけられない状況がありそうです。

 特に今、問題になっているのは、相当の大雨が降りながら特別警報が発表されず、住民への避難指示もうまく伝えられなかったという点です。気象庁によると、特別警報は本来、大雨が府県程度の広範囲に広がっていることが条件で、離島という限られた範囲には摘要されないとのこと。何か釈然としない基準のありように疑問を持つのは私だけでしょうか?今回のような局地的な大雨の場合に対して肝心な発表ができないということ自体、見直すべき反省点ではないかと思います。

 さらに、町役場の防災担当者も、住民に避難指示や勧告をすることなく、今回の大災害になったということで、二重に残念な結果となっています。16日夜、記者会見をした町長は、「大雨で真っ暗な中、避難勧告などを出すと二次災害の恐れがあると考えた」と述べましたが、大雨になる前の事前避難のタイミングを逃したことについては明確な答弁をしなかったのが問題点としてあげられます。行政の責任がどこまであるかについては、今後いろいろな議論がされるとは思いますが、改善できる点はぜひ改善して頂きたいものです。

 一方、私たちひとりひとりが自分の判断で行動するという力も合わせて持つ必要がありそうです。実際に、被害に遭われた方々の中には、おかしいと感じたので自分の判断で逃げたという話もありました。しかし、今回難しかったのは、深夜2時から3時頃にかけて降った大雨による可能性が高く、多くの方が深い眠りについていた中でのことだっただけに明暗を分けてしまったような感じがします。

 最近、地球温暖化による台風の巨大化や巨大竜巻などが増加する中で、とにかく今まで以上に私たちひとりひとりの危機管理力を高め、判断力を磨くことがこれからを生き抜く上で大切だということには変わりないと思います。今一度、最近の危機を教訓に、危機管理を見直してみてはどうでしょうか?

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