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■2016/01/08(金)　№579　2016年の三大目標は「見よう」、「聞こう」、「言おう」

　2016年がスタートしました。今年はサル年です。サルと言えば、「見ざる、言わざる、聞かざる」ということわざが有名ですが、このことわざはあまり良い意味で使われることはないようです。つまり、「何も見ないことにしよう、聞かないようにしよう、言わないようにしよう」ということですから、何事にも消極的でなるべく無関心を装うということになりがちです。こんなことでは、さまざまな新しく立ちはだかる問題を適切に解決することは困難でしょう。

　そこで、2016年のサル年にちなんで今年の目標をプラス思考に考えて、「見よう」、「聞こう」、「言おう」としてみてはどうでしょうか？つまり、「見よう」は、ひとつひとつの物事や出来事などをしっかりと見る。「聞こう」は、ひとつひとつの話や出来事などをしっかりと聞く。そして「言おう」は、じっくりと見て聞いた上で自分の考えをしっかりと言おうということです。

　実は、オンリーワンの学習でも、これらを考えるプリントがあります。それは、「しっかり」シリーズと言い、例えばその中の「しっかり見る」というプリントでは、しっかり見るとは具体的にどのような見方をすることなのか？を１０種類あげるというものです。この一例として、「しっかり見る」では、①多面的に見る、②全体と部分を意識して見る、③適切な距離をとって見るなどになります。オンリーワンスクールではこれらの学習を小学校４年生から少しずつ行います。

　この「しっかり見る」以外にも「しっかり聞く」、「しっかり話す」、「しっかり読む」、「しっかり書く」、「しっかり考える」などのシリーズがあります。又、しっかり見ることが大切な力として「観察力」、しっかり聞くことが大切な力として「傾聴力」、しっかり話すことが大切な力としては「説明力」、「提案力」などがあります。さらに、「しっかり読む」が大切な力として「読解力」、「理解力」。「しっかり書く」が大切な力として「論理力」、「分析力」などがあります。

　最も重要な「しっかり考える」という意味のことばには「沈思黙考」、「熟考」などがあり、私たちが普段からこれらのことばをどれだけ意識して生活や仕事をしているかと改めて考えてみることは、一年のスタートを切る上で有意義なことだと思います。まさに、前述した「観察力」、「傾聴力」、「論理力」、「分析力」、「説明力」、「提案力」などの力は、これからの社会を生き抜く上で重要なキーワードとなっています。

　オンリーワンスクールでは、このような重要な力を小学生から少しずつ育成しています。2016年のサル年、新たにオンリーワンスクールは、「見よう」、「聞こう」、「言おう」という三大目標で、個々の社会を生き抜く力をアップすべく適切な指導を心がけたいと思っています。

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